- Dora AIは、テキストを入力するだけで3Dアニメーション付きのWebサイトを自動生成できたノーコードツールだった
- 2026年5月1日をもってサービスが終了しており、現在は公式サイトにアクセスできない状態になっている
- アルファ版のまま無料提供が長く続き、汎用型のAIサイト制作ツールが台頭したことが背景として挙げられている
- 3Dアニメーションやスクロール演出を重視するならFramer、フォームや会員機能まで欲しいならLovableが代替候補になる
- この記事では、Dora AIがどんなツールだったかを振り返りつつ、乗り換え先として検討したいAIツールを紹介する
Dora AIとはどんなツールだったのか
Dora AIは、テキストプロンプトを入力するだけでランディングページを自動生成できるノーコードのAIサイトビルダーとして登場した。最大の特徴は、一般的なテンプレート型のホームページ作成ツールとは一線を画す3Dオブジェクトの読み込みやスクロール連動アニメーション、パララックス表現を、コードを書かずに扱えた点にある。
デザイナーやエンジニアでなくても、画面上でドラッグ&ドロップしながら動きのあるサイトを組み立てられることから、ポートフォリオサイトやイベント告知ページ、ブランドのティザーサイトなど、視覚的なインパクトを重視する用途で評価されていた。テキストで指示を出すだけでデザイン案が生成され、細部の調整は視覚的なエディタで行うという流れは、当時の他のAIサイト制作ツールと比べても独自性の強いポジションだった。
生成されたサイトは専用ドメインや独自ドメインで公開でき、編集を含めても短時間でランディングページを仕上げられる手軽さも支持されていた理由のひとつとされている。
提供されていた料金プランとクレジット制
Dora AIはアルファ版として提供されている間、無料でも主要な機能に触れられる設計になっていた。仕組みとしてはクレジット制が採用されており、無料会員には一定数のクレジットが付与され、Webサイトを1回生成するごとにクレジットを消費する形だった。独自ドメインの利用や高度な機能を使うには、有料プランへの加入が必要とされていた。
年間契約にすると月払いよりも割安になるキャンペーンが用意されていたこともあり、継続利用を前提にしたユーザーには年払いが選ばれやすい設計だったといえる。
| プラン | 主な内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 無料プラン | 初回付与クレジットで生成体験 | 専用ドメインでの公開が中心 |
| ベーシックプラン | 独自ドメイン接続など | 個人・小規模サイト向け |
| プロプラン | 高度な機能・上位クレジット枠 | 制作会社・チーム利用向け |
なお、これらのプランはサービス終了に伴いすでに提供されていない。過去に契約していたユーザーは、案内に沿ってデータのエクスポートなどの対応が必要だった。
サービス終了の経緯
運営からは、2026年5月1日をもってサービスを終了することが案内され、ユーザーにはそれまでの期間でサイトデータや素材をエクスポートするよう告知された。案内から終了日までの期間は比較的短く、ユーザーにとっては駆け足の移行対応が求められる形になった。
終了の具体的な理由について、運営から詳細な説明が公開されているわけではないが、いくつかの背景は読み取れる。Dora AIは長期間アルファ版という位置づけのまま無料提供を続けており、収益化の仕組みが整うまでに時間がかかっていたとされている。その間に、テキストからWebサイトやアプリを丸ごと生成する汎用型のAIビルダーが急速に台頭し、市場全体の競争が激しくなったことも背景のひとつとして指摘されている。
3Dアニメーションという専門領域に強みを絞ったポジショニングは差別化にはなったものの、対応領域が広がり続ける競合と比べると、事業として続けていくうえでの難しさがあったとみられている。
Dora AIの代わりに使えるAIツール5選
「Dora AI」と検索してこのページにたどり着いた方の多くは、動きのあるサイトをAIで手早く作りたいというニーズを持っているはずだ。ここでは、用途別に検討したい代替ツールを5つ紹介する。
1. Framer
Framerは、デザイン性の高いサイトをコードなしで作れるツールで、Dora AIの後継候補として名前が挙がることが多い。テキストプロンプトからサイト案を生成し、なめらかなアニメーションやモバイル対応レイアウト、CMS機能まで一通り揃っている点が強みだ。見た目の完成度を重視する乗り換え先として検討しやすい。
2. Lovable
Lovableは、フォーム送信や会員登録といった実際に機能するバックエンド処理まで対話形式で組み立てられるツールだ。見た目だけでなく、実際に動くWebアプリケーションに近いものを作りたい場合に向いている。
3. Bolt.new
Bolt.newは、プロンプトから本番運用を意識したコードまで一気に生成できるツールで、エンジニア寄りの使い方に向いている。生成されたコードをそのまま編集・拡張したい人との相性がよい。
4. Wix Studio
Wix Studioは、AIとの対話でサイトを組み立てる機能や、モバイル・タブレット表示を自動で最適化する機能を備えており、事業用サイトを手堅く作りたい場合に適している。サポート体制やテンプレートの豊富さも安心材料になる。
5. Webflow
Webflowは、CMS機能やSEO対策の設定項目が充実しており、コンテンツを継続的に更新していくメディアサイトやコーポレートサイトとの相性がよい。デザインの自由度と運用のしやすさを両立したい場合の選択肢になる。
乗り換え先を選ぶときに確認しておきたいポイント
今回のように、勢いのあるAIツールでも事業判断でサービスが終了することは起こり得る。乗り換え先を選ぶ際は、料金プランがどこまで無料で使えるか、独自ドメインへの接続が可能か、作成したデータをエクスポートできるかという3点を最初に確認しておくと、万が一の際にも困りにくい。
特に、サイトのソースやコンテンツを自分の手元にバックアップできるかどうかは、長期的にサイトを運用するうえで重要な判断材料になる。契約前にエクスポート機能の有無を確認しておく習慣をつけておきたい。
まとめ
Dora AIは、テキストからスクロールアニメーションや3D表現を備えたWebサイトを生み出せる、ユニークな立ち位置のAIツールだった。2026年5月1日にサービスを終了し、現在は新規利用ができない状態になっているが、同じような「動きのあるサイトをAIで手早く作りたい」というニーズには、Framer・Lovable・Bolt.new・Wix Studio・Webflowといった代替ツールで対応できる。用途に合わせて、デザイン重視かバックエンド機能重視か、コードでの拡張性を求めるかといった観点で選ぶとよいだろう。
Dora AIがサービス終了|今から使える代替ツール5選をまとめました
Dora AIはアルファ版のまま無料提供を続けていたAIサイトビルダーで、3Dアニメーションを軸にした独自の表現力が評価されていた。しかし2026年5月1日にサービスを終了し、現在は公式サイトも利用できなくなっている。同じ用途を求める場合は、デザイン性重視ならFramer、機能面まで求めるならLovableやBolt.new、事業用途で手堅く選ぶならWix StudioやWebflowが候補になる。ツールを選ぶ際は、無料枠の範囲・独自ドメイン対応・データのエクスポート可否をあらかじめ確認しておくと、安心して長く使い続けやすい。



















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