- Photoshopの生成AI機能は「コンテキストタスクバー」から呼び出すのが基本ルート
- 生成塗りつぶし・生成拡張・画像を生成の3つが主力機能
- 2026年以降のバージョンではAdobe Firefly以外の生成AIモデルも選べるようになった
- タスクバーが見当たらない場合は「ウィンドウ」メニューから表示をオンにするだけで解決することが多い
- 生成にはクレジットが必要な場合があるため、使い方のコツを知っておくと安心して使える
Photoshopの生成AI機能はどこにある?
Photoshopを開いて「生成AIってどこで使うの?」と迷う人は少なくない。結論から言うと、Photoshopの生成AI機能はメニューの奥深くに隠れているわけではなく、画面下部(またはカンバス上)に表示される「コンテキストタスクバー」が入り口になっている。選択範囲を作ったり、特定のツールを選んだりしたタイミングで、状況に応じたボタンが自動的に浮かび上がってくる仕組みだ。
作業中の操作に合わせて、必要なボタンだけをカンバスの近くに表示してくれるバー。生成AI関連の機能もここに集約されている。
もしカンバス上にこのバーが表示されない場合は、画面上部の「ウィンドウ」メニューを開き、「コンテキストタスクバー」の項目にチェックを入れるだけで表示が復活する。意外と見落としがちな設定なので、生成AIのボタンが見つからないときはまずここを確認したい。
・「ウィンドウ」→「コンテキストタスクバー」にチェックが入っているか
・選択範囲やツールを選んだ直後かどうか(何もしていないと表示されないことがある)
・Photoshopのバージョンが最新になっているか
加えて、生成塗りつぶしだけは「編集」メニュー→「生成塗りつぶし…」からも呼び出せる。コンテキストタスクバーを使わない派の人にとっては、こちらのほうが覚えやすいルートかもしれない。さらに選択範囲を作ったあとに右クリックすると、コンテキストメニューの中にも生成塗りつぶしの項目が表示されるため、アクセス経路は一つではないと覚えておくと迷いにくい。
主な生成AI機能の呼び出し方
Photoshopの生成AI機能は大きく分けて3種類ある。それぞれ呼び出す場所と手順が少しずつ異なるので、順番に整理していこう。
生成塗りつぶし(写真の一部を書き換える)
生成塗りつぶしは、選択した範囲をテキストの指示に応じて描き替えたり、不要なものを消したりできる機能だ。使い方はシンプルで、まず「投げなわツール」や「長方形選択ツール」などで対象の範囲を選び、表示されたコンテキストタスクバーから「生成塗りつぶし」を選択する。続けてテキスト欄に生成したい内容を入力すれば、複数パターンの候補が生成される仕組みだ。
・写真に写り込んだ通行人や電線を消す
・空を晴天に差し替える
・背景だけを別の風景に変える
テキスト欄を空欄のまま実行すると、選択範囲の周囲の情報から自然に補完してくれるため、「とにかく違和感なく消したい」というときはあえて何も入力しない使い方も覚えておくと便利だ。
生成拡張(画像の外側を広げる)
生成拡張はメニュー一覧の中に単独の項目としては存在せず、切り抜きツールを選んでカンバスの外側までフレームを広げたときに、コンテキストタスクバーへ自動的に現れる。縦長の写真を横長のバナー用に拡張したいときなど、構図の都合で足りない部分を補いたい場面に向いている。
バナーやサムネイルなど、決まった比率に画像を収めたいときに便利。拡張範囲が広すぎると不自然になりやすいため、少しずつ広げるのがきれいに仕上げるポイント。
画像を生成(テキストからゼロベースで作る)
ツールバー左下にある「画像を生成」アイコン、もしくは新規レイヤーを作った状態でコンテキストタスクバーに表示される項目から、テキストプロンプトだけで新しい画像を作り出すことができる。既存の写真を編集するのではなく、まっさらな状態からイメージを作りたいときに使う機能だ。
「被写体+雰囲気+光の当たり方」のように要素を分けて書くと、意図に近い仕上がりになりやすいと評価されている。
3つの機能の呼び出し場所を整理すると、以下のようになる。
| 機能名 | 呼び出し場所 | 必要な下準備 |
|---|---|---|
| 生成塗りつぶし | コンテキストタスクバー/編集メニュー/右クリック | 選択範囲の作成 |
| 生成拡張 | 切り抜きツール使用時のコンテキストタスクバー | カンバス外側へのフレーム拡張 |
| 画像を生成 | ツールバーのアイコン/コンテキストタスクバー | 特になし(新規レイヤーでも可) |
2026年以降:Firefly以外のAIモデルも選べる
これまでPhotoshopの生成AI機能は、Adobe純正のFireflyモデルのみで動いていた。しかし最新版のPhotoshopでは、GoogleのGeminiやBlack Forest LabsのFLUXといった外部の生成AIモデルも「パートナーモデル」として選べるようになっている。生成塗りつぶしや画像生成を実行する際に、使用するモデルを切り替えられるイメージだ。
写実的な仕上がりが得意なモデル、イラスト調が得意なモデルなど、それぞれ特性が異なる。作りたい仕上がりに合わせてモデルを選べる点が評価されている。
モデルの選択肢はコンテキストタスクバーの生成メニュー内、もしくは生成結果のプロパティパネルから確認できる。標準ではFireflyが選ばれていることが多いため、他のモデルを試したい場合は明示的に切り替える操作が必要になる点は覚えておきたい。
モデルによって生成にかかる時間や消費するクレジット量が異なる場合がある。仕上がりだけでなく、作業スピードも比較しながら選ぶと使い勝手が良い。
生成AIを使うときに知っておきたいポイント
Photoshopの生成AI機能は非常に便利だが、気持ちよく使い続けるためにいくつか押さえておきたいポイントがある。
生成AI機能の多くは「生成クレジット」という利用枠を消費する仕組みになっている。契約プランによって毎月の付与量が異なるため、頻繁に使う場合はプランの内容を事前に確認しておくと安心だ。
また、生成結果は毎回3パターンほど提示されることが多く、気に入らない場合は再生成ボタンで別の候補を試すことができる。一発で理想の仕上がりを狙うより、複数回試して一番良いものを選ぶという使い方のほうが結果的に満足度が高いと評価されている。
生成前にレイヤーを複製しておくと、気に入らなかった場合にすぐ元の状態へ戻せるので安心して試せる。
選択範囲の作り方によっても仕上がりの自然さは変わってくる。境界をきっちり選ぶよりも、少しぼかしを入れた選択範囲にしたほうが、周囲との馴染みが良くなりやすいというコツも知られている。「クイック選択ツール」や「被写体を選択」機能と組み合わせると、複雑な形の対象でも短時間で選択範囲を作れる。
選択範囲の境界をわずかにぼかす(「選択範囲を変更」→「境界をぼかす」)と、生成部分と元の画像の境目が目立ちにくくなる。
「生成AIが見つからない」ときのよくある原因
ここまで紹介した場所を確認しても生成AI機能が表示されない場合、いくつかの原因が考えられる。
・Photoshop本体が古いバージョンのまま更新されていない
・Creative Cloudアプリでのサインインが切れている
・契約プランで生成AI機能が対象外になっている
・コンテキストタスクバーの表示設定がオフになっている
特に多いのが、Photoshop本体のバージョンが古いままになっているケースだ。生成AI関連の機能は継続的にアップデートされているため、Creative Cloudアプリからアップデートの有無を確認する習慣をつけておくと、いつの間にか使えなくなっていたというトラブルを避けやすい。
Creative Cloudアプリを開く→「アプリ」タブでPhotoshopの項目を確認→更新ボタンがあれば実行、という流れで最新状態を保てる。
ネットワーク環境も見落とされがちなポイントだ。生成AI機能はクラウド側で処理を行うため、オフライン環境や通信が不安定な状態では正常に動作しないことがある。生成ボタンを押しても反応がない、読み込みが止まったままというときは、まず通信環境を確認してみるとよい。
まとめ
Photoshopの生成AI機能は、メニューの奥に隠れているわけではなくコンテキストタスクバーという形で作業中の画面に自然に組み込まれている。「生成塗りつぶし」は選択範囲を作ってから、「生成拡張」は切り抜きツールでフレームを広げてから、「画像を生成」はツールバーのアイコンから、それぞれ呼び出せる。表示されない場合はまず「ウィンドウ」メニューでタスクバーの表示設定を確認し、次にPhotoshop本体のバージョンやCreative Cloudのサインイン状態をチェックするとよい。2026年以降はAdobe Firefly以外にもGeminiやFLUXなど複数のモデルを選べるようになっており、作りたい仕上がりに応じてモデルを使い分けられる点も大きな変化だ。場所と手順さえ押さえてしまえば、写真の修正から新規画像の作成まで、思っている以上に手軽に生成AIを活用できる。
Photoshopの生成AIはどこ?呼び出し方と使い方のコツをまとめました
Photoshopの生成AI機能は、コンテキストタスクバーを起点に「生成塗りつぶし」「生成拡張」「画像を生成」という3つの経路から使える。表示されないときはタスクバーの表示設定とアプリのバージョンを確認するのが第一歩だ。2026年以降はFirefly以外のモデルも選択できるようになり、目的に応じた使い分けの幅が広がっている。選択範囲の作り方やクレジットの仕組みといった基本のコツを押さえておけば、初めてでも迷わず生成AI機能を活用できるはずだ。



















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