この記事のポイント
- ノベルAIのプロンプトは「品質タグ→キャラ→構図→背景」の順で書くと反映されやすい
- 強調したい要素は{ }で強く、弱めたい要素は[ ]で調整できる
- ネガティブプロンプトを併用すると、崩れた手や不自然な構図を減らせる
- 最新モデルでは多言語対応やマルチキャラ表現など、表現の幅が大きく広がっている
- 詰め込みすぎず要素を絞ることが、狙った絵に近づける近道
ノベルAIプロンプトとは
ノベルAIプロンプトとは、画像生成AI「NovelAI」に絵の内容を伝えるための指示文(呪文とも呼ばれる)のことを指す。キャラクターの髪型や瞳の色、服装、ポーズ、背景といった要素を単語やフレーズの形で入力し、それをAIが解釈してイラストとして描き出す仕組みだ。文章そのものを書くというより、単語をカンマ区切りで並べていくスタイルが基本になっている。
単語同士は半角カンマとスペースで区切るのが基本ルール。区切りを揃えるだけでAI側の解釈が安定しやすくなる。
プロンプトは長く書けば書くほど良いというものではない。むしろ要素を詰め込みすぎると、AIがどれを優先すべきか判断できず、絵が破綻しやすくなる。まずは主題となるキャラクターの特徴を中心に、必要な要素だけを絞り込むイメージで組み立てるとよい。
基本の構成順序を押さえる
ノベルAIプロンプトを組み立てるうえで最も重要なのが「書く順番」だ。同じ単語を使っていても、並べる順序によって反映のされ方が変わる。基本的な考え方として、プロンプトの前半に書いた要素ほど強く反映されやすいという特性があるため、優先度の高いものから並べるのが基本となる。
| 順番 | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| 1. 品質タグ | 画質・作風の土台を固定する | best quality、masterpiece など |
| 2. キャラクター | 髪型・瞳の色・服装など核となる特徴 | long hair、blue eyes、school uniform |
| 3. 構図・ポーズ | 姿勢や視線、カメラアングル | sitting、looking at viewer |
| 4. 背景・光 | 舞台となる場所や光の演出 | outdoors、sunset、soft lighting |
この順序を守るだけで、キャラクターの特徴がぼやけたり、背景の要素に主役の座を奪われたりといったトラブルをかなり減らせる。逆に言えば、思った絵にならないときは、まず並び順を見直してみる価値がある。
強調記法「{ }」と「[ ]」の使い方
ノベルAIプロンプトには、特定の単語の影響力を調整できる記法が用意されている。要素を強めたいときは波括弧「{ }」で囲み、逆に弱めたいときは角括弧「[ ]」で囲む。例えば笑顔を強く出したい場合は「{smile}」、さらに強めたい場合は「{{smile}}」のように重ねて使うことができる。
知っておきたいポイント:括弧を重ねすぎると他の要素とのバランスが崩れやすくなる。強調は「本当に外したくない要素」だけに絞って使うのがコツだ。
また、プロンプトの後ろの方に書いた単語は無視されやすい傾向があるため、どうしても反映させたい要素があるなら、強調記法を使うだけでなく、位置そのものを前の方に動かすという工夫も効果的だ。矛盾する内容のタグ(例えば「long hair」と「short hair」を同時に書くなど)が混在していると、AIの解釈が割れて中途半端な結果になりやすいので、見直しの際はまず矛盾がないかをチェックするとよい。
ネガティブプロンプトを組み合わせる
プロンプトが「描いてほしい要素」を伝えるものだとすれば、ネガティブプロンプトは「描いてほしくない要素」を伝えるためのものだ。これを併用することで、指の本数がおかしい、手が不自然に曲がっているといった、画像生成AIにありがちな崩れを軽減できる。
| ネガティブプロンプト例 | 防ぎたい症状 |
|---|---|
| worst quality | 全体的な低品質化を防ぐ |
| lowres | 解像度の低い仕上がりを防ぐ |
| bad anatomy | 体のバランス崩れを防ぐ |
| bad hands / missing fingers | 手や指の不自然な描写を防ぐ |
品質タグの自動追加機能を有効にしておくと、こうした基本的な崩れ防止タグをまとめて反映してくれるため、初めのうちはオンにしておくのがおすすめだ。
最新モデルの動向を押さえておく
ノベルAIの画像生成モデルは継続的にアップデートされており、プロンプトの書き方にもその都度変化がある。ここでは2026年9月時点で確認できている大きな流れを整理する。
2026年6月:既存モデルの生成速度を高める内部アップデートが実施され、より快適にプロンプトを試行錯誤できる環境が整えられた。
2026年8月:新しい画像生成モデルが正式にリリースされ、日本語を含む複数言語での自然な文章プロンプトへの対応、複数キャラクターを同時に破綻なく描く機能、背景や質感の表現力向上といった大きな進化が加えられた。(確認日:2026年9月2日)
特に注目したいのが、単語の羅列だけでなく、日本語の文章に近い形でも指示を伝えやすくなってきている点だ。これまでは英単語をカンマで並べる書き方が主流だったが、今後は「状況を説明する一文」を交えたプロンプト作成も選択肢として広がっていくと見られる。とはいえ、細かい部分の作り込みには従来通り単語ベースのタグが有効な場面も多く、両方の書き方を状況に応じて使い分けるのが現実的だ。
プロンプト作成で意識したいコツ7選
- 要素を絞る:欲張って詰め込まず、伝えたい特徴を厳選する
- 順番を意識する:品質タグ→キャラ→構図→背景の流れを崩さない
- 矛盾するタグを混在させない:反対の意味を持つ単語は同時に使わない
- 強調記法は要所だけに使う:多用すると全体のバランスが崩れる
- ネガティブプロンプトを併用する:崩れやすい部分をあらかじめケアする
- 一度に完成させようとしない:少しずつ単語を足し引きして調整する
- 過去にうまくいった構成をメモしておく:再現性を高めやすくなる
これらはどれも特別なテクニックというより、地道な積み重ねに近い。特に「一度に完成させようとしない」という姿勢は重要で、プロンプトを一文字も変えずに理想の絵が一発で出ることはむしろ珍しい。生成結果を見ながら単語を足したり、順番を入れ替えたり、強調の強さを調整したりを繰り返すことで、少しずつ狙った雰囲気に近づけていくのが基本的な進め方になる。
よくあるつまずきポイントと対処法
意外な盲点:単語を増やせば増やすほど絵が良くなると思われがちだが、実際は逆効果になりやすい。要素同士が競合し、結果としてどっちつかずな仕上がりになるケースが多い。
思い通りの結果が出ないときにチェックしたいポイントを整理すると、次のようになる。
- 意図した要素が後ろの方に置かれていないか
- 似た意味・反対の意味を持つタグが重複していないか
- 強調記法を使いすぎて全体のバランスが崩れていないか
- ネガティブプロンプトが空のままになっていないか
うまくいったプロンプトの組み合わせは、テキストファイルなどに残しておくと、次回以降の制作がぐっと楽になる。特にキャラクターの基本設定部分は使い回しがしやすいため、テンプレート化しておくのがおすすめだ。
公式のドキュメントも随時更新されているため、新しい機能や記法が追加された際は目を通しておくと、プロンプト作成の幅がさらに広がる。
NovelAI公式サイトでは、最新のモデル情報や利用方法が随時公開されている。
まとめ
ノベルAIプロンプトは、単語を並べるだけのシンプルな仕組みでありながら、順番や強調の付け方によって仕上がりが大きく変わる奥の深いものだ。品質タグからキャラクター、構図、背景へと流れる基本構成を守り、強調記法とネガティブプロンプトをバランスよく組み合わせることで、狙った雰囲気の絵に近づけやすくなる。モデルのアップデートによって表現の幅も日々広がっているため、基本を押さえたうえで新しい機能にも少しずつ触れていくと、より満足度の高い制作につながるはずだ。
ノベルAIプロンプトの書き方とコツ7選をまとめました
ノベルAIプロンプトの書き方は、品質タグ→キャラクター→構図→背景という順序を基本に、強調記法「{ }」「[ ]」とネガティブプロンプトを組み合わせることが核となる。要素を詰め込みすぎず、矛盾するタグを避け、うまくいった組み合わせを記録しておくことが、狙った絵に近づけるための近道だ。最新モデルでは多言語対応やマルチキャラクター表現も進化しており、基本の型を押さえたうえで新機能を取り入れていくことで、プロンプト作成の楽しさと精度がさらに高まっていくだろう。



















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