- カイロスAIは、営業・マーケティング支援ツール「Kairos3」に搭載されたAI機能群の総称
- 名刺のデータ化や商談ログの記録など、入力作業の負担軽減に特化している
- MA(マーケティングオートメーション)とSFA(営業支援)を1つのデータベースで一体管理できる
- 料金はユーザー課金制で、スタンダードプランとプロプランの2段階が用意されている
- スマートフォンアプリでもAI入力に対応し、外出先の営業現場でも使いやすい設計になっている
カイロスAIとは何か
「カイロスAI」という呼び方は、カイロスマーケティングが提供するクラウド型ツール「Kairos3」に組み込まれたAI関連機能を指して使われることが多い言葉だ。Kairos3自体は、見込み客の獲得から育成、商談管理までを一気通貫で支援するクラウドツールで、MA機能の「Kairos3 Marketing」とSFA機能の「Kairos3 Sales」の2つの柱で構成されている。どちらか一方から導入を始め、必要に応じてもう一方を追加するという使い方もできる柔軟さが特徴だ。
ポイント: カイロスAIは単体のチャットAIではなく、既存の営業・マーケティング業務フローに組み込まれた「作業支援AI」という位置づけで理解すると全体像をつかみやすい。
近年のアップデートでは、営業担当者がSFAへ情報を入力する手間を減らす方向にAI機能が強化されてきた。具体的には、名刺情報の自動読み取りや、商談の音声データをもとにしたログの自動作成などが代表例として挙げられる。手入力に時間を取られがちな営業現場にとって、こうした自動化は日々の業務効率に直結する部分と言える。
注目のAI機能5選
カイロスAIと呼ばれる機能群の中から、特に営業・マーケティング担当者の業務に役立つとされる代表的な機能を5つ整理した。
1. AI名刺スキャンで名刺情報を自動データ化
展示会やセミナーの会場で受け取った名刺をスマートフォンで撮影するだけで、氏名・会社名・部署・連絡先といった情報を自動でデータベースに登録できる機能だ。その場で入力する手間が省けるため、名刺交換直後の対応スピードを落とさずに済むという利点がある。
2. AI議事録作成で商談ログとタスクを自動記録
商談中の音声データをもとに、営業ログの作成やデータ整備、タスクの登録までを自動で行う機能。商談が終わった後にメモを整理し直す作業が減ることで、記録漏れの防止と報告業務の時短の両方に貢献する。提供開始時点ではベータ版という位置づけで案内されており、今後の精度向上にも注目したい部分だ。
3. AIメルマガ作成で配信文章のたたき台を自動生成
メールマーケティングの配信文章の下書きを自動で作成する機能。ゼロから文章を考える負担を減らし、担当者は文面の調整やトーンの最終確認に時間を使えるようになる。マーケティング担当者が複数のキャンペーンを並行して回している現場では、こうした下書き作成の自動化は作業時間の圧縮につながりやすい。
4. AI入力機能で営業現場のSFA入力負担を軽減
2026年のアップデートでは、AI入力機能そのものが強化され、複雑な営業組織の階層構造も再現できるようになったとされている。さらにスマートフォン向けのSFAアプリでもAI入力に対応し、移動中や訪問先でもその場で記録を残せる環境が整ってきている。
5. 取引先の組織図可視化で複数部門への深耕営業を支援
1つの取引先の中で、どの部門のどの担当者とどんな接点があるかを組織図形式で可視化する機能。大企業など部門が多い取引先に対して、組織的に関係を広げていく「深耕営業」を支援する狙いがある。AI入力で蓄積されたデータが、この可視化の精度を支える土台にもなっている。
知っておきたいこと: AI議事録作成のようにベータ版として提供されている機能は、今後の仕様変更や精度の向上余地がある。導入時は最新の提供状況を確認しておくと安心だ。
料金プランの目安
Kairos3の料金は、ユーザー数に応じた課金体系が公開されている。あくまで目安として参考にしてほしい。
| プラン | 月額目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| スタンダードプラン | 25,000円〜(5ユーザーまで) | 基本的なMA・SFA機能を利用できる入門プラン |
| プロプラン | 50,000円〜 | より高度な分析・自動化機能を含む上位プラン |
| 追加ユーザー | 1ユーザーあたり5,000円前後 | 上限人数を超える場合に加算される費用の目安 |
料金は提供元が公開している情報をもとにした目安であり、契約形態やオプション機能によって変動する可能性がある。正式な見積もりは問い合わせ時に確認するのが確実だ。
MAとSFAをどう使い分けるか
カイロスAIの機能を使いこなす上で押さえておきたいのが、MAとSFAという2つの役割の違いだ。
MA(Kairos3 Marketing)は、Webサイトの訪問者やメール配信先など、まだ商談化していない見込み客の興味関心を育てる役割を担う。スコアリング機能で見込み度合いを数値化し、自動追客シナリオで適切なタイミングにアプローチできる。
SFA(Kairos3 Sales)は、商談化した後の営業活動そのものを管理する役割だ。案件の進捗管理や、前述のAI議事録作成、組織図の可視化などはこちらの領域に含まれる。
見込み客の獲得フェーズに課題がある場合はMAから、商談後の管理や入力負担に課題がある場合はSFAから導入を検討すると、目的に合わせた使い方がしやすい。両方を組み合わせることで、見込み客の発掘から受注までのデータが途切れずにつながる点も大きな魅力と言える。
導入時に押さえておきたいポイント
現場の運用ルールを先に決めておく: AI入力機能があっても、どの情報を誰がどのタイミングで入力するかという運用ルールが曖昧だと、データの質にばらつきが出やすい。導入前に最低限のルールを決めておくと定着しやすい。
無料トライアルで現場の使い勝手を確認する: 提供元は無料トライアルを案内しているため、実際の商談や名刺交換の場面でAI機能がどこまで業務を軽くしてくれるか、小規模なチームで試してから本格導入を判断するのも一つの方法だ。
導入実績や継続率の高さは提供元が公表している数値であり、そのまま自社の環境に当てはまるとは限らない。自社の業務フローや既存システムとの相性を踏まえて検討することが大切だ。
利用者からは、「入力の手間が減って商談に集中できるようになった」という評価や、「組織図の可視化で担当者間の情報共有がしやすくなった」といった評価も見られる。一方で、AI議事録作成のようにベータ提供の機能については、今後のアップデートで使い勝手がさらに磨かれていくことが期待されている。
まとめ
カイロスAIは、Kairos3というMA・SFA一体型ツールに搭載された、営業・マーケティング業務の入力負担を軽減するためのAI機能群だ。名刺スキャンや議事録作成、メルマガのたたき台作成、入力の自動化、組織図の可視化という5つの機能を軸に、見込み客の獲得から商談管理までを幅広くカバーしている。料金はユーザー課金制で、スタンダードプランとプロプランから選べるほか、無料トライアルも用意されている。まずは自社の課題がMA側にあるのかSFA側にあるのかを整理した上で、トライアルを通じて現場での使い勝手を確かめてみるとよいだろう。
カイロスAIの便利機能5選|料金プランとMA・SFAの違いをまとめました
カイロスAIという言葉で語られることが多いのは、名刺スキャンや議事録作成といった入力支援の機能群であり、派手な自動生成というよりも「日々の業務を地道に軽くする」実用性の高さが特徴だ。料金や機能はプランによって幅があるため、自社の営業体制やマーケティング施策の規模に合わせて、無料トライアルなどを活用しながら無理のない範囲で導入を検討していくのがおすすめだ。



















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