Pixelの「AIで応答」とは?通話スクリーニングとの違い
Pixelの電話アプリで、知らない番号からの着信に出る前にAIに応対させたい方へ。結論から言うと、「AIで応答」は通話スクリーニングの進化版で、Gemini Nano(端末内で動く軽量AI)が相手とやりとりし、その内容を文字で見せてくれる機能です。ただし日本語での正式提供は、2026年10月23日時点で公式には確認できていません。
- 着信画面から、自分は話さずに相手の用件を聞ける
- 相手の発言はリアルタイムで文字になり、「折り返します」などの返答も選べる
- 米国の英語環境では、Pixel 9シリーズ向けに2024年12月のPixel Dropで提供が始まったと伝えられている
- 日本語は、2026年1月30日配信の電話アプリv207で日本語の文字列が見つかった段階(報道ベース)
従来の通話スクリーニングは定型文の候補を選ぶ方式でした。新しい方式では、通話の流れに合わせてAIが返答候補を状況に応じてアレンジします。
AIで応答の使い方(着信から終話まで)
画面の表示は機種・アプリ版・地域で変わるため、以下は基本の流れです。日本語環境で表示されない場合は、後述の提供状況をご確認ください。
- 『着信画面』で、応答ボタンの近くにある通話スクリーニング系のボタンを選ぶ(目安: 数秒)
- AIが相手に用件を尋ねる。相手には、自動応答が出ていることが音声で伝わる
- 相手の返答が『文字起こし』として画面に流れる
- 候補から「折り返します」「詳しく教えてください」などを選ぶと、AIが代わりに伝える
- 出たい電話なら、そのまま『応答』で切り替えて通話に出る。不要なら通話を終了する
文字起こしは相手が話し終えるまで少し遅れます。最初の一言で判断せず、用件が出るまで数秒待つのがコツです。
AIで応答でできること・できないこと
| 項目 | 可否 | 補足 |
|---|---|---|
| 相手の用件を聞く | できる | 文字で確認できる |
| 追加の質問を返す | できる | 候補から選ぶ形 |
| 折り返しを伝えて切る | できる | 丁寧に終話できる |
| 途中で自分が出る | できる | 応答ボタンで切り替え |
| 契約や支払いの判断を任せる | できない | 用件確認までに留める |
あくまで「出る前の確認役」と考えると使いやすくなります。判断や手続きが必要な内容は、自分で折り返してください。
AIが相手の発言を聞き間違えることがあります。金額や日時などの数字は、折り返し時にあらためて確認しましょう。
対応機種と必要な条件(Pixelシリーズ・アプリ版・言語・地域)
| 条件 | 内容 | 確認状況 |
|---|---|---|
| 機種 | Pixel 9シリーズ以降(Gemini Nano搭載機) | 報道ベース |
| アプリ | Googleの電話アプリ 最新版(v207以降) | 報道ベース |
| 言語・地域 | 当初は米国・英語のみ | 報道ベース |
| 日本語 | 日本語文字列は追加済みだが提供は未確認 | 公式未確認 |
機種ごとの細かな要件は、Googleの公式ヘルプで最新の記載をご確認ください。Pixel 9より前の機種が対象になるかは、現時点でははっきりしていません。
電話アプリはPlayストアから更新できます。システム更新を待たずに新機能が届くことがあります。
日本語・日本での提供状況
ここでは「報道で確認できたこと」と「公式に確認できたこと」を分けて整理します。
| 日付 | 出来事 | 区分 |
|---|---|---|
| 2021年6月 | 日本で通話スクリーニングが正式展開 | 公式 |
| 2024年12月 | 米国・英語でGemini Nano版の返信機能が登場 | 公式発表ベース |
| 2026年1月30日 | 電話アプリv207に日本語の文字列が追加 | 報道(アプリ解析) |
| 2026年3月下旬 | 通話スクリーニング設定ページが刷新(一部機種) | 報道 |
| 2026年10月23日 | 日本での正式提供の公式確認は見当たらない | 未確認 |
文字列の追加は「準備が進んでいる」サインですが、提供開始を意味するものではありません。公式の案内が出るまでは、使えない前提で考えるのが安全です。
非公式の方法で地域や言語を変える手順は、通話の動作や他の機能に影響する可能性があります。おすすめしません。
設定方法とオフにする方法
約1分で確認できます。メニュー名は端末や版で異なる場合があります。
- 『電話』アプリを開く
- 右上のメニューから『設定』を選ぶ
- 『通話スクリーニング』(または『AIで応答』)を選ぶ
- 知らない番号・迷惑電話の疑いがある番号など、対象の項目を選ぶ
- オフにしたい場合は、同じ画面で『自動で応答しない』に近い項目を選ぶ
項目自体が見つからない場合は、その端末・地域で未提供の可能性があります。通話スクリーニングの基本項目だけが表示される場合は、従来の機能が使われている状態です。
最初は「知らない番号のみ」に絞るのが無難です。家族や取引先まで対象にすると、大事な電話が遅れる原因になります。
迷惑電話・詐欺電話・営業電話での活用例
| 状況 | 使い方の目安 |
|---|---|
| 知らない番号 | まずAIに任せ、用件が見えてから出るか決める |
| 宅配・病院の電話 | 大事な連絡の可能性が高いので、文字を見て早めに自分で出る |
| 営業らしき電話 | 用件を聞いたら、そのまま終話してよい |
| 電車内 | 話せない場面で用件だけ確認し、あとで折り返す |
| 詐欺が疑われる電話 | お金や個人情報の話が出たら応じず、終話する |
判断の基準は「名乗りと用件が自然に出てくるか」です。名乗らない、急がせる、といった相手は避けるのが無難です。
プライバシーと注意点
返答の生成にはGemini Nanoが使われると伝えられており、AIの処理は端末内で行われる設計です。ただし、通話の取り扱いの詳細は、公式のプライバシー説明で確認しておくと安心です。
- 相手には、自動応答が出ていることが伝わる
- 相手の発言は文字として端末に表示される
- 重要な電話を逃さないために、よく連絡する相手は連絡先に登録しておく
病院や学校の連絡先は、登録を忘れがちです。登録しておくと、AIを介さず直接出られます。
うまく動かない時の対処法
ボタンが出ない
原因は、機種・地域・アプリ版のいずれかが条件外であることが大半です。電話アプリを最新版に更新し、機種がPixel 9シリーズ以降かを確認してください。
日本語で使えない
日本での正式提供は未確認のため、現状では想定内の動作です。端末の言語を変えても、安定して使えるとは限りません。
反応が遅い
端末の再起動、電話アプリの更新、空き容量の確認を順に試しましょう。AIモデルの準備に時間がかかる場合もあります。
やってはいけない行動: 出所不明の配布ファイルで電話アプリを入れ替えること。個人情報の流出につながる恐れがあります。
よくある質問
料金はかかりますか?
追加料金の案内は確認できていません。通信費は通常の通話と同様に扱われるとみられますが、公式の案内で確認してください。
他社のスマホでも使えますか?
Pixelの電話アプリとGemini Nano搭載機を前提とした機能です。他社機での提供は確認できていません。
従来の通話スクリーニングと併用できますか?
同じ設定画面にまとまっており、用途に応じて選ぶ形と考えられます。日本語環境では、当面は従来の通話スクリーニングが使われます。
留守電や迷惑電話フィルタとの違いは?
留守電は録音して後で聞く方式、迷惑電話フィルタは着信前に警告や拒否を行う方式です。AIで応答は、通話中にその場で用件を引き出せる点が違います。
2026年10月23日時点の情報です。提供状況は今後変わる可能性があります。



















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