オンライン会議のたびに議事録づくりに追われている方へ。会議に自動で参加し、録音・文字起こし・要約までこなしてくれるAIノートテイカーが Fireflies.ai(ファイアフライズ) です。この記事では、料金プランの違い、主要機能、日本語での使い方、導入時のコツを順に整理します。
この記事の要点
- Fireflies.aiはZoom・Google Meet・Microsoft Teamsなどの会議に参加し、録音・文字起こし・要約を自動化するAIツール
- プランは Free / Pro / Business / Enterprise の4種類。無料プランから試せる
- 有料プランはProが年払いで月額10ドル、Businessが年払いで月額19ドルが目安
- 100以上の言語に対応をうたっており、日本語の会議でも利用できる
- Slack・Notion・Salesforceなど主要ツールとの連携で、議事録を共有・活用しやすい
Fireflies.aiとは?会議に参加するAIアシスタント
Fireflies.aiは、オンライン会議に「参加者」として入り、会話を自動で記録するAIの会議アシスタントです。発言を文字起こしし、要点やアクションアイテムをまとめ、あとから検索できる形で保存してくれます。会議中はメモを取ることより議論に集中でき、終了後は要約を見返すだけで内容を振り返れます。
カレンダーと連携しておけば、予定されたオンライン会議へ自動で参加させることも可能です。毎回手動で招待する手間が減るため、定例会議が多いチームほど効果を実感しやすいでしょう。
こんな人に向いています:定例会議や商談が多い方、議事録作成に時間を取られているチーム、会議の内容をあとから検索して使いたい方。
Fireflies.aiの主な機能
自動文字起こしと要約
基本となるのは、会議音声のテキスト化と要約です。全プランで文字起こしとAI要約が利用でき、発言者ごとに整理された記録が残ります。要約は概要、キーワード、箇条書きのノートなど複数の形式(Super Summaries)が用意されており、用途に合わせて使い分けられます。
会議内容への質問(AskFred)
過去の会議記録に対して、チャットのように質問できる機能です。「先週の打ち合わせで決まった期限は?」といった問いかけで、該当箇所を素早く引き出せます。長い会議を最初から読み返す必要がなくなります。
Talk to Fireflies(会議中のWeb検索)
会議中に「Hey Fireflies」と呼びかける、またはチャットで「/ff」と入力すると、その場でWeb検索を実行できる機能です。検索の仕組みにはPerplexityとの提携が使われており、Zoom・Google Meet・Teamsで利用できます。多言語に対応し、無料プランでも使えるとされています。用語や数字をその場で確認したいときに便利です。
Smart Highlights とアクションアイテム抽出
重要な発言や決定事項、宿題(タスク)を自動で拾い上げる機能です。会議後に「誰が何をいつまでに」を整理する作業が軽くなります。ただし、AskFredやSmart Highlightsなど一部のAI機能はクレジットを消費する仕組みで、有料プランごとに毎月の付与量が決まっています。
営業・商談向けのAI Skills
BANTやMEDDICといった営業フレームワークに沿って商談内容を整理するAI Skills、商談中の提案を助けるSales Assist、CRMへの自動入力などが用意されています。営業チームなら、商談後の入力作業を大きく減らせる可能性があります。
ボイスエージェント
1対1の通話を自律的に進行・参加できるAIエージェントも登場しています。声質やアクセント、トーンを設定でき、70以上の言語に対応するとされています。まずは通常の議事録機能に慣れてから、活用の幅を広げていくとよいでしょう。
ポイント:機能は頻繁に更新されます。導入前に公式サイトの最新の機能一覧を確認しておくと安心です。
料金プランの違いを整理
2026年9月時点で確認できるプランは次の4種類です。料金は1ユーザーあたりの目安で、年払いと月払いで差があります。
| プラン | 料金の目安(月額) | 特徴 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | まず試したい個人向け。文字起こしとAI要約の基本を体験できる |
| Pro | 年払い10ドル/月払い18ドル | AI要約、8,000分のストレージ、文字起こしのダウンロード、連携の拡充 |
| Business | 年払い19ドル/月払い29ドル | ストレージ無制限、ビデオ録画、チーム分析、会話インテリジェンス |
| Enterprise | 年払いのみ39ドル | セキュリティ管理や大規模運用向けの機能 |
覚えておきたい点:年払いは月払いより約44%お得になる設計です。長く使う見込みがあるなら年払いが有利ですが、最初は無料プランや月払いで使い勝手を確かめてから切り替える方法もあります。
プラン選びの考え方
- 個人で試す:まずはFreeで、自分の会議に合うか確認する
- 少人数のチームで議事録を共有する:Proで文字起こしの保存と連携を活用する
- 録画やチーム全体の分析まで欲しい:Businessを検討する
- 全社導入でセキュリティ要件がある:Enterpriseを検討する
日本語の会議でも使える?言語対応のポイント
Fireflies.aiは100以上の言語に対応するとされており、日本語も含まれます。さらにMulti-Language Modeでは、1つの会議の中で60以上の言語を扱え、話の途中で言語が切り替わっても文字起こしできるとされています。このモードはBusinessとEnterpriseで提供されます。
日本のチームでは、日本語と英語が混ざる会議も珍しくありません。海外拠点とのミーティングが多い場合は、この多言語対応が助けになります。
精度を高めるコツ:マイクを口元に近づける、同時に話さない、固有名詞は最初にゆっくり発話する。この3つだけでも文字起こしの読みやすさが変わります。
外部ツールとの連携で活用の幅が広がる
Fireflies.aiは、Salesforce、HubSpot、Slack、Notion、Asana、Trelloなど多数のサービスと連携できます。たとえば次のような流れが作れます。
- 会議終了後、要約をSlackのチャンネルに自動投稿する
- 決定事項やタスクをAsanaやTrelloのカードに反映する
- 商談メモをCRMへ自動入力して入力漏れを防ぐ
- 議事録をNotionに蓄積してナレッジベース化する
議事録は「作って終わり」ではなく、チームの共有場所に流し込んでこそ価値が出ます。連携を最初に設定しておくと、運用が定着しやすくなります。
おすすめの始め方:最初はカレンダー連携とSlack連携の2つだけを設定。慣れてから他のツールを足していくと、混乱せずに広げられます。
導入の手順と運用のコツ
ステップ1:アカウントを作成してカレンダーを連携
GoogleやMicrosoftのアカウントでサインアップし、カレンダーを接続します。これで予定されたオンライン会議にFireflies.aiが参加できる状態になります。
ステップ2:自動参加のルールを決める
すべての会議に参加させるのか、自分が主催する会議だけにするのかを選べます。社外との会議では、事前に参加者へ記録することを伝えておくのがマナーです。
ステップ3:要約の形式を選ぶ
概要重視か、アクションアイテム重視かで要約の形式を選びます。定例会議は箇条書き、商談は課題と次のアクションが分かる形式など、会議の種類ごとに使い分けましょう。
ステップ4:共有先を決めて自動化する
要約の送り先(Slack、メール、Notionなど)を決めておくと、会議のたびに共有作業をする必要がなくなります。
運用のポイント:参加者への周知、保存する記録の範囲、閲覧できるメンバーの設定は、導入時にチームでルール化しておくと安心して使えます。
活用シーン別のアイデア
定例会議・チームミーティング
議事録担当を置かずに済み、全員が議論に集中できます。決定事項が検索できるので、「あの件、どうなったっけ?」がすぐ解決します。
営業・商談
顧客の発言をあとから正確に確認でき、提案の質を高められます。CRMへの自動入力と組み合わせれば、入力作業も軽くなります。
採用面接・1on1
面接官が記録に追われず、候補者との対話に集中できます。評価のすり合わせでも発言を見返せます。ただし、録音と保存については事前の同意と社内ルールを整えてください。
セミナー・オンライン講座の振り返り
学んだ内容を文字で残し、要約から復習できます。キーワード検索で必要な箇所へすぐ戻れるのも便利です。
活用のヒント:会議のたびに「今日のゴール」を最初に一言伝えておくと、要約がそのゴールに沿ってまとまりやすくなります。
他の議事録AIと比べた選び方の視点
会議の記録ツールは複数ありますが、選ぶ際は次の観点で整理すると迷いにくくなります。
- 連携先の広さ:普段使うチャットやCRM、タスク管理とつながるか
- 言語対応:日本語や多言語会議に対応しているか
- 料金の仕組み:ユーザー数課金か、クレジットなど追加の制限があるか
- ストレージと録画:保存期間や容量が運用に足りるか
- セキュリティ:社内規程に合う管理機能があるか
Fireflies.aiは、連携の豊富さと無料で試せる手軽さが強みです。まず無料プランで実際の会議に使い、必要な機能が出てきた段階で有料プランを検討する流れが無理のない進め方でしょう。
チェックリスト:①自分の会議ツールに対応しているか ②日本語の精度は十分か ③共有先と連携できるか ④予算内に収まるか。この4点を無料期間で確認しましょう。
よくある疑問
無料プランでどこまで使える?
文字起こしやAI要約の基本機能を体験できます。ストレージや高度な分析、一部のAI機能には制限があるため、日常的に使うなら有料プランも視野に入ります。
クレジットとは何?
AskFredなど一部のAI機能を使うときに消費される単位です。有料プランでは毎月の付与量が決まっており、Proは月20、Businessは月30が目安とされています。よく使う機能がクレジットを消費するかどうか、事前に確認すると運用計画が立てやすくなります。
チームで使うときの注意は?
会議参加者への告知、記録の保管ルール、閲覧権限の設計が大切です。透明性を保って運用すれば、チーム全体の生産性向上につながります。
導入効果はどう測ればいい?
議事録作成にかかっていた時間、会議後の共有までの所要時間、決定事項の抜け漏れ件数などを、導入前後で比べるのがおすすめです。数字で見えるとチームへの説明もしやすくなります。
※料金・機能は2026年9月時点で確認できた内容です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ
Fireflies.aiは、オンライン会議の録音・文字起こし・要約を自動化し、議事録づくりの負担を大きく減らせるAIツールです。無料プランで始められ、Pro(年払い月額10ドル)、Business(同19ドル)、Enterpriseと段階的に広げられます。日本語を含む多言語に対応し、Slack・Notion・CRMなどとの連携で議事録をチームの資産に変えられる点も魅力です。
Fireflies.aiの料金プランと機能の違い|議事録を自動化するコツをまとめました
まずは無料プランで、次の会議から試してみてください。カレンダーとSlackの連携だけ設定しておけば、会議のたびに要約が自動で届く環境がすぐ整います。使い込むなかで必要な機能が見えてきたら、ProやBusinessへの切り替えを検討するのが無理のない進め方です。会議の記録を「残す」から「活かす」へ変えていきましょう。



















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